「二兎追う者だけが、二兎を得る」 | 月刊ビオラ~Shimpei特集記事~

「二兎追う者だけが、二兎を得る」

これは、ドコモのCMで使われたコピーである。一つのケータイで二つの番号とアドレスを持てるシステムをアピールするものだということだが、あまり伝わらない。あえて伝えないのだろう。その実用的なシステムの紹介を飛び越えて、このコピーは私をガツンと震えさせる。

 私たちはどれだけの二兎を諦め、一兎を追いかけてきただろう。しかし、人生において二兎を追うべきときが、必ずあるはずである。ある転職会社の広告では「Do you work to live? Or live to work?」とあった。働くために生きているのか、生きるために働くのか。私は真っ先に「両方だ」と答えるだろう。はやりの言葉を使えば、ワークライフバランスだ。働くことが生きる意味を与え、生きることが働く喜びを与える。

つづきはまた明日・・・おやすみなさい。